本来、選ばれる側の立場にありますが、スクール指導者であり、経営者としてスクールの選び方についての考えを発信してみようと思います。
4月といえば、入学があったり進学年になったりと習い事を探されているご家庭は多いのではないでしょうか?
そんな中、どんな習い事をさせたらいいのか?どうやって選んでいこうか悩まれる方もまた多いと思います。
実際に私も自分の子どもの習い事はとても悩んでいます。
スポーツにするのか、勉強にするのか、そろばんにするか、挙げればキリがなく、近年本当にたくさんの習い事が存在します。
ではどのようにして判断していくのかを私なりに解説していきたいと思います。
まず結論から言うと、理念と現場がリンクしているのか見極めることが大切です。
理念の部分はチラシやホームページを見ていても、どこも似たようなことを書いています。
「初心者大歓迎」 「楽しく無理なく続けられる」 「楽しみながら成長する」 などといったフレーズは探さなくてもすぐに見つかります。
ただ、実際の現場でその理念を等身大に実現させられている習い事は意外に少ないとも思っています。
これは運営側がターゲットを明確にイメージできていないことによって起こる現象です。
とにかく初心者に来て欲しいというコンセプトなのか、ただ単に生徒数を増やすことだけで初心者まで枠を広げざるを得ないのか?これだけでも相当違ってきます。
ではどのようにして見抜いていくのか?
まずは体験と見学を使い分けてみましょう。
だいたいの習い事は体験の回数が定められています。
でも見学の回数は決められているところはまずないでしょう。
また、体験に行くとどうしても自分の子どもの周辺ばかり見てしまって、その教室の見どころを見逃していしまうケースも多いです。
しかし、お子様と一緒に見学すれば、色々な視点で教室を見ることができます。
他の生徒さんの様子を見ることで、入会後、どんな風に成長していくのかもイメージがつきやすいです。
あとは、指導者の方がどのような指導をしているのかもじっくり見えてきます。
なので、体験と見学は分けさせてもらうようにお願いしてみるのもいいと思います。
理念に共感できて、現場の指導や雰囲気も気に入れば、まず失敗はないと思います。
あとは指導者が正規の人間なのか、アルバイトなのか、ボランティアなのかという所もとても重要です。
一概には判断できませんが、アルバイトは入れ替わりが多く、ボランティアは長年指導する人が多いが研修などを受けていないので、指導力に欠けると言う分析をすることもできます。
正社員が指導をしている教室はクオリティの担保がしっかりできていると思います。
※個人差で合う合わないはあると思います。
長々とダラダラ書いてしまいましたが、習い事を選ぶ基準は個人個人で違うと思います。
家からの距離や時間帯、曜日であったり、料金など、あとは友人がいるかどうかなど、色々な条件の中で取捨選択していくものです。
間違っても大丈夫です。
辞めにくいかもしれませんが、小学生は特に色々試していくことが必要な時期です。
是非、素敵な習い事に巡り合うことができることをお祈りしております。
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